デンマーク発 欧州で1千万人の実績のあるスマホのスクリーンプロテクターを作るPanzer Glass社(パンザグラス)が、抗菌仕様のAGC製のガラスを使ってメルセデスベンツSクラスのナビゲーションスクリーン用の保護ガラスを作りました。
自動車のナビディスプレイのサイズは年々大きくなっており、メルセデスベンツSクラスもその例外ではありません。
W223からは大型の12.8インチとなり、スマホの画面のように指紋の付着やモノの落下による画面の欠けや割れを未然に防ぐための保護ガラスの必要性が高まっています。
メーカーからも純正のPETフィルムがオプションとして用意されていますが、PETフィルムとガラスフィルムのそれぞれの特徴を考えますと、自動車の大きなスクリーンにはガラスの方がメリットが大きいかと思われます。現在では、iPhoneのスクリーン保護用アクセサリーのほとんどがガラスであることからも、いずれPETフィルムからガラスへとトレンドが移っていくはずです。
【トピック】
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1. PanzerGlass メルセデス W223用 super+ スクリーンプロテクターの必要性
2020年までの自動車でスクリーンプロテクターを必要としていたのは、テスラくらいであったかと思います。iPadより大きいスクリーンにタッチ操作を行うという近未来感にワクワクした記憶があります。
2021年に発売されたこのメルセデスベンツ W223 Sクラスは、今までとは全く違うセンターコンソールのデザインとなり、テスラと同じような12.8インチのスクリーンが搭載されました。このクルマの想定される購入者はテスラのそれとは全く異なることは容易に想像がつきます。もちろんドライバーズカーであると同時に、ショーファードリブンとしても使われる方も多いため、この12.8インチのスクリーンを保護しよう、という思考になるオーナーの方はかなり少ないのではないかと思われます。
例えば助手席との荷物のやり取りの中で、スマホや鍵などを落としてスクリーンに傷がついてしまったり、割れてしまった、などの事態が以前よりも起こりうる可能性があります。
そこでメーカーのオプションとして存在するPETフィルムを営業マンの言われるがままにつけていらっしゃるオーナーもかなりいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、PETフィルムのガラスフィルムより優れている点というのは価格が安いという点だけで、
肝心の衝撃や傷からスクリーンを守るという意味では、ガラスフィルムに優位性があります。
2. PanzerGlass メルセデス W223用 super+ スクリーンプロテクターの硬さ
このパンザガラスのスクリーンプロテクターは、日本製AGCガラスに500℃で5時間の独自強化工程で、強靭性とともに傷が付きにくく、かつ高い透明度を実現しました。
また飛散防止強度設計で弾力にも優れ、衝撃を吸収(モノを落としてもスクリーンへの衝撃を緩和し、万が一プロテクターが割れても飛散しません)
このスクリーンプロテクターに使われるSuper+タイプのガラスで、Mohs7.0の硬度を達成(ダイヤモンドが10、サファイアが9.0)
またガラスの厚みは0.40mmで通常のスマホ用のガラスで多い0.33mmよりも厚くしています。
3. PanzerGlass メルセデス W223用 super+ スクリーンプロテクターの機能性
このプロテクターの表面に、世界的な抗菌用品の専門会社 Microban の抗菌コーティング技術適用(ISO22196認証)して、約1年間、細菌数を99.9%減少させる抗菌を持続させます。また指紋がつかず汚れを落としやすいコーティングを施しています。
朝や夕方に運転をしていると、朝日や西日が眩しく、スクリーンが見にくくなることがあります。このスクリーンプロテクターには30%のアンチグレア機能(反射防止)が施されており、
反射を抑えつつ、画面自体が暗くならないようになっています。通常アンチグレアのガラスは、アンチグレアを強くすればするほど、すりガラスのようなイメージで透過性が下がります。
またこのガラスフィルムは貼り直しが可能ですので、施工者は少し肩の荷が下りるかもしれません。
4. PanzerGlass メルセデス W223用 super+ スクリーンプロテクターの使用感
ここまでお伝えしてきたことですでにメリットしかないのですが、では実際のところ使用感はどうなのか、というのが気になるところかと思います。
実際にこのガラスをW223に装着してみたところ、非常に指通りも滑らかで、一切引っかかるような感じもありません。タッチ感度も良好で指紋も全く気になりません。通常ガラスはPETフィルムに比べて指が引っかかる感じがあったり、PETフィルムよりも厚いためタッチ感度に影響があると一般的には言われていたのですが、スマホ用のガラスプロテクターの普及により、様々な技術が投入され一気に品質が良くなりました。
ですので、現時点においてメーカーオプションのPETフィルムをあえて使うメリットはあまりないと考えます。価格的に安いというのはありますが、車両価格で1400万円を超す車を購入される方にしてみれば、このPETフィルムとガラスフィルムの価格差はあってないようなものではないでしょうか。
それであれば、このパンザグラスのガラスフィルム1択となると思います。